Ferrariは9日(現地時間)、同社初のEV「Luce」の車名とインテリアデザインを公開した。Ferrariは同モデルを、同社の電動化の新章を担う存在と位置付けている。
LuceについてFerrariは、単なる新技術ではなくブランド哲学を体現するモデルだと説明した。電動化を、デザインやエンジニアリング、創造性を結び付け、新たな価値を生み出す手段と捉える。シンプルで明快な構成と、静けさの中に力強さを感じさせる表現を通じ、EVでもFerrariらしいドライビング体験の実現を目指すとしている。
「Luce」という名称には、Ferrariのラインアップの中核を担うモデルとの位置付けを込めた。レーシングのヘリテージとスポーツカーとしてのDNA、現代的なライフスタイルを融合させ、伝統と革新の両立を打ち出す。今回の発表は、Ferrariとクリエイティブ集団LoveFromがサンフランシスコで共同に行った。
LoveFromは、ジョニー・アイブ氏とマーク・ニューソン氏が設立したデザイン組織。Ferrariによると、過去5年間にわたりLuceのデザイン全般に深く関与してきたという。開発では、フラビオ・マンゾーニ氏率いるFerrariスタイリングセンターと協業し、量産や認証に必要な要件も織り込んだ。
インテリアは、一体感のある構成をベースに物理操作系とデジタルディスプレーを組み合わせた。精密加工の機械式ボタンやダイヤルに加え、100%再生アルミニウム、Corning Fusion5ガラスを採用し、耐久性と直感的な操作性の両立を図った。各要素は機能性を重視して設計し、ドライバーと車両の対話を高めるとしている。
Ferrariは2025年10月、マラネロのe-ビルディングで中核技術を先行公開している。2026年5月には、イタリアでエクステリアの公開を含む正式発表を行う予定だ。