Toyotaは、車載デジタルインターフェースの改善に向け、自社開発のゲームエンジン「Fluorite」を公開した。米The Vergeが9日(現地時間)に報じた。
発表は、Toyota Connected North Americaのシニアエンジニア、ジェイミー・カバー氏が、オープンソース関連イベント「FOSDEM 2026」で行った。
Fluoriteは、車内向けの3Dチュートリアルや環境マッピングのほか、より自然なユーザーインターフェースの実現を目的に開発されたという。
自動車業界では近年、Epic GamesのUnreal EngineやUnityが、車載インターフェースに加え、デザインやマーケティング向けのビジュアライゼーションにも活用されている。これに伴い、ゲームデザイナーを採用する動きも広がっている。
一方で、これらのエンジンはライセンス費用やハードウェア要件の高さが導入負担になり得るとの指摘もある。
Toyotaはこうした課題を踏まえ、Fluoriteを開発した。説明によると、FluoriteはFlutter SDKと統合したコンソール級のゲームエンジンで、性能の限られた車載機器や組み込みハードウェアでも高い性能を発揮する。ゲームコンソール級のハードウェアアクセラレーションによる描画も提供するとしている。
Fluoriteは現在、開発初期段階にある。今後はエンジニアリングチームとの連携を通じて開発リソースを拡充し、共通のロードマップ策定を進める計画だ。
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