米ビッグテック株に対する市場の警戒感が続いている。時価総額が計1兆ドル(約150兆円)失われた後も戻りは鈍く、AI投資の拡大に伴う巨額の資本支出が引き続き重荷となっている。
CNBCが9日(現地時間)に報じたところによると、この日の株価はOracleが1.5%高、Microsoftが0.8%高だった一方、MetaとAmazonは下落した。Alphabetは0.6%安、NVIDIAは1.0%安だった。
背景には、各社がAI分野への投資を急速に積み増していることがある。CNBCは、想定を上回るペースで膨らむ資本支出計画が、ビッグテック株の下落要因の一つになっていると伝えた。
Amazon、Alphabet、Microsoft、Metaの4社は、昨年10〜12月期だけで計1200億ドル(約18兆円)を資本支出に投じた。2026年の資本支出は計6600億ドル(約99兆円)に達する見通しで、アラブ首長国連邦、シンガポール、イスラエルの国内総生産(GDP)を上回る規模だという。
Bank of America(BoA)のアナリスト、ジャスティン・ポスト氏は「経営陣は需要見通しに自信を示しているが、2026年までに投資した設備がフル稼働するかどうかは不透明だ」と指摘した。
著者について