画像=Binance

Binanceは2月9日、急増する類似トークン詐欺から利用者を守るための安全ガイドを公表した。トークン名やロゴ、アイコンといった見た目の情報ではなく、コントラクトアドレスを確認するよう促し、被害防止に向け注意を呼びかけた。

類似トークン詐欺は、人気プロジェクトや特定のミームコインとほぼ同じ名称やシンボル、ロゴ、アイコンを使った偽トークンを作成し、不特定多数のウォレットに無差別に送付したり、DEX(分散型取引所)上で表示させたりして、購入やスワップを誘導する手口。利用者が偽トークンを本物と誤認したまま取引し、資産を失うケースが想定される。

Binanceは、トークンの名称やロゴなどは容易に偽装できるため、信頼できる判断材料にはならないと指摘した。そのうえで、最も確実な確認手段として、トークンのコントラクトアドレスを確認する重要性を強調している。

コントラクトアドレスは、ブロックチェーン上でトークンを識別する固有の識別子を指す。Ethereum、BNB Chain、PolygonなどのEVM系ネットワークではコントラクトアドレスを、Solanaではトークンアドレス(ミントアドレス)を基準に確認する必要があるとしている。

主な確認ツールとしては、Etherscan、BscScan、Solscan、DexScreener、Token Snifferを挙げた。

今回のガイドでは、実際の被害事例も紹介した。Binanceは類似トークン詐欺に限らず、変化するセキュリティ脅威から利用者を守るため、詐欺の手口や対処法に関する案内を継続的に行っている。

最近では、取引履歴を悪用して誤送金を誘発するアドレスポイズニング攻撃(Address Poisoning Attack)に関する利用者向けガイドも公表している。

Binanceの関係者は「オンチェーン環境では、トークン名やアイコンは信頼できる識別基準ではなく、実際のコントラクトアドレスを確認することが重要だ」とコメントした。さらに「トークンスワップ前に、対象チェーンのブロックエクスプローラーでアドレスを確認するだけでも、取り返しのつかない損失を防ぐ助けになる」としている。

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