ビットコイン初期投資家として知られるPumpius氏が、XRPの1ドル水準に100万ドル(約1億5000万円)規模の買い指値注文を置いたことが、市場で注目を集めている。ビットコイン向けの注文はすでに約定した一方、XRPの注文は未成立で、相場が再び1ドルに接近するかが焦点となっている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが7日(現地時間)に報じたところによると、Pumpius氏は2013年からビットコインを買い増してきたと公言してきた投資家。X(旧Twitter)への投稿で、ビットコインを6万6500ドルで100万ドル分、XRPを1ドルで100万ドル分、それぞれ購入する指値注文を設定したと明らかにした。
その後、同氏はビットコインの注文が約定したと説明した。ビットコインは先週、一時6万ドル台まで下落しており、この局面で買い注文が成立したとみられる。一方、XRPの1ドルでの買い注文は、現時点では約定していないという。
Pumpius氏は2025年12月にも、XRPが2ドル台で推移していた時期に、同じ1ドル水準での買い注文を公開していた。当時は価格水準が大きく離れていたため成立しなかったが、足元の急落で1ドル圏に近づいたことで、この戦略が再び注目されている。市場では、心理的節目とされる1ドルの再テストを見据えたポジション構築との見方も出ている。
実際、XRPは直近24時間で約8%下落し、週間でも下げ幅が拡大するなど、値動きの荒さが強まっている。2025年7月に付けた高値3.66ドルからの下落率は約70%に達しており、今回の調整を過去最大級とみる向きもある。
一方、XRPコミュニティの解説者として知られるザック・レクター氏は、「XRPが一時的に1ドルを割り込む可能性はあるが、長くは続かない」との見方を示した。あわせて、ブローカレッジのCaleb & Brownを通じて買い注文を準備していると説明した。今回の下落を、次の上昇局面に向けた買い集めの機会と受け止める市場参加者がいることをうかがわせる。
過去の急落後に相場が急反発した局面を踏まえ、今回の下落を押し目買いの機会とみる投資家もいる。2025年10月にも、XRPは急速な売りの後に反発し、安値圏に指値を置いていた投資家が利益機会を得たとの見方が出ていた。暗号資産市場の投資家心理が極端な恐怖に傾いていることを示す指標も取り沙汰されており、追加下落を警戒する見方と反発を見込む見方が交錯している。
足元のXRPは1.44ドル近辺まで戻しているが、一部アナリストは0.5ドルまでの追加下落の可能性も否定していない。値動きの荒い局面では、1ドルの再テストがあるかどうか、またその後に反発基調を維持できるかが短期的な注目点となりそうだ。