暗号資産相場が急落する中、市場評論家として知られるCoach JVがXRPを買い増したことを明らかにし、注目を集めている。全面安の局面でも、ドルコスト平均法(DCA)に基づいて段階的に買い増す方針を示した。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが6日(現地時間)に報じたところによると、Coach JVはX(旧Twitter)への投稿で、市場全体に売りが広がる中でも、XRPを含む複数の暗号資産を買い増したと明かした。
投稿のタイミングは、XRPが約1.11ドル(約167円)まで下落し、市場心理が極度の恐怖に傾いていた局面と重なった。直近高値からの急落を受けて投資家の慎重姿勢が強まる中、買い増しの公表が市場の関心を集めた格好だ。
Coach JVは、下落局面ではDCAを用いていると説明した。価格水準にかかわらず、一定額を継続的に投じる投資手法で、相場のタイミングを見極めるよりも、長期目線で保有を積み上げる考えを示した。
市場環境については「市場は真っ赤だ」と表現し、恐怖が広がる局面ほど信念と規律ある買いが重要だと強調した。
公開された投稿によれば、Coach JVはXRPが約1.38ドル(約207円)で推移していた時点で最初の購入を実施。その後も下落が続いたため、同日に追加で買い増したという。
あわせて、「富は恐怖の中で築かれる」との持論も改めて示した。相場の底打ちを狙うより、分散して買い付けながら長期で保有する戦略を選好していることがうかがえる。
一方で、コミュニティの反応は分かれた。Coach JVが富裕投資家として語られることもある中、今回の購入額が比較的小さいとして疑問を呈する声も出た。
さらに、一段安を見込んでおり、市場を厳しい下落局面とみているのではないかとの受け止めも広がった。
これに対しCoach JVは、下落局面で資金を一度に投じる手法は適切ではないと反論した。ビットコインを例に挙げ、最初の購入後に価格がさらに下がった局面で追加購入できた経験があると説明した。
価格が下がる局面でも上がる局面でもDCAを続けることで、高値づかみや買い逃しへの後悔を抑えやすくなり、長期的な投資効率の改善につながるとの見方も示した。
不確実性の強い相場が続く中、影響力のある論評家であるCoach JVが公に買い増しを明かしたことは、底値を狙うよりも段階的な買い集めを選ぶ投資家が一定数いることを示す事例といえそうだ。