WDS 2026に参加するHanwhaの防衛関連3社の展示イメージ。写真=Hanwha

Hanwhaの防衛関連3社は9日、サウジアラビア・リヤドで開かれる「World Defense Show(WDS)2026」に参加し、AIを活用した統合防衛技術を披露すると発表した。Hanwha Aerospace、Hanwha Systems、Hanwha Oceanの3社で、陸海空に宇宙分野を加えた包括的な提案を打ち出し、サウジアラビアの国家戦略「ビジョン2030」を見据えた現地化協力モデルも提示する。

会場では、韓国型の防衛輸出パッケージを前面に掲げる。AIを組み込んだ次世代の統合兵器システムと、ネットワーク中心戦に対応する作戦ソリューションを訴求する方針だ。

Hanwha Systemsは、多目的レーダー「MMR」を初公開する。MMRは、ドローンや有人・無人航空機、ロケット弾、砲弾、迫撃砲弾といった低高度の空中脅威への対処を想定して開発した。

同社はこれまでに、2022年にアラブ首長国連邦、2024年にサウジアラビア、2025年にイラクと、それぞれ「天弓II」の輸出契約を結んでいる。今回の展示では、防空システムのラインアップに加え、レーザー対空兵器「天光ブロックI」も紹介する。「天光ブロックI」はすでに配備されているという。

このほかHanwha Systemsは、AIベースの戦闘システム、推進システムの状態監視や故障予測に対応する統合機関制御システム、ステルス設計を適用した「スマート・バトルシップ」も披露する。

衛星やドローンなど複数の監視手段から収集した情報をAIで統合分析し、迅速な意思決定を支援する次世代AI衛星画像分析ソリューションも展示する。航空機や車両などの目標識別に加え、災害や事故発生時の被害規模の算定にも対応できるとしている。

同社は、この技術を兵器システムと連動させることで、精密打撃支援や戦場被害分析への活用拡大が見込めると説明した。

また、Hanwha Systemsは2023年に解像度1メートル級の小型SAR衛星の打ち上げを開始して以降、0.5メートル級、0.25メートル級の小型SAR衛星を継続的に開発してきた。今年は0.25メートル級衛星の打ち上げを予定している。

Hanwha Aerospaceは、AIが自律的に目標を偵察・識別し、攻撃まで担う「徘徊型精密誘導兵器(L-PGW)」を初公開する。L-PGWは、AIで目標を偵察・識別した後、衛星データリンクで情報を伝送し、攻撃段階では自爆ドローンを分離・発射する仕組みとしている。

実機展示するK9A1は、1000馬力級のディーゼルエンジンとしてSTXエンジン製を採用し、サウジ向け仕様とした。砂漠地形に最適化した装輪装甲車「タイゴン」もあわせて披露する。

Hanwha Oceanは、潜水艦から水上艦までを網羅する海軍向け統合ソリューションを紹介する。昨年10月に進水した張保皐IIIバッチIIの3000トン級潜水艦をはじめ、艦艇の供給にとどまらず、産業基盤の構築や整備、運用まで含めた導入国向けのトータルパッケージとして、潜水艦基地構築の構想も提示する。

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