Crypto.comの共同創業者兼CEOであるクリス・マーザレク氏が設立したAIプラットフォーム「AI.com」は2月8日、個人向けの自律型AIエージェントサービスの正式提供を開始する。
同サービスでは、数クリックで個人向けAIエージェントを作成できる。エージェントは単なる質問応答にとどまらず、タスク整理やメッセージ送信、複数アプリをまたぐ作業の実行、プロジェクト設計などを担うとしている。
AI.comは、エージェントが現実の課題を完遂するうえで必要な機能が足りない場合でも、代替手段を自律的に組み合わせて解決を図れる点を差別化要素として打ち出す。改善結果はネットワーク上の多数のエージェントに共有され、活用度の向上につながると説明している。
ユーザーはAI.comを通じて、株式取引やワークフローの自動化、カレンダーを使った日常業務の整理・実行、オンラインデーティングのプロフィール更新といった作業をエージェントに任せられる。こうした処理は、個人情報を保護したユーザーの許可ベースの環境で、ユーザーの管理下で行われるという。
各エージェントは、他のデータから分離された専用環境で稼働する。データはユーザー固有の鍵で暗号化され、活動範囲もユーザーが設定した権限内に限定される。
マーザレク氏は、Crypto.comとAI.comのCEOを兼務する予定だ。
同氏は2025年、単一ドメインの取得としては過去最大規模と推定される「ai.com」ドメインを取得した。その後、AI専任チームを立ち上げ、サービス開発を進めてきた。AI.comは2月8日、スーパーボウルに合わせてNBCで放映される広告に合わせ、エージェントAIサービスの正式提供を開始する。