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Andreessen Horowitz(a16z)の暗号資産関連投資部門であるa16z cryptoは2月7日、生成AIの広がりによってオンライン上の信頼基盤が揺らいでいるとして、その対応策にブロックチェーン技術が重要になるとの見方を示した。

同社によると、AIは極めて低コストでテキストや音声、映像を生成できるほか、人間を装ったやり取りも大規模に展開できる。このため、従来のインターネットが前提としてきた「1アカウントに1人の利用者」という考え方が成り立ちにくくなっているという。

a16z cryptoは、こうした状況をデジタル空間における信頼の崩壊と位置付け、その抑止にはブロックチェーンの活用が必要だと訴えた。

中核となるのは、分散型の本人確認の仕組みである「人間性証明(proof-of-personhood)」だ。利用者が自らの本人情報をブロックチェーン上で自ら管理し、複数のプラットフォームで活用できるようにする構想で、個々のIDを改ざんするコストを高めることで、AIによる偽IDの大量生成の採算性を下げられると説明した。

また、レイヤー2ソリューションとスマートコントラクトを組み合わせれば、機械同士の少額決済や収益分配の自動化が可能になり、ブロックチェーン経済圏で信頼できる取引の仕組みを構築できるとした。特にゼロ知識証明(ZKP)については、本人情報の保護と検証可能性を両立する手段として重要だと強調した。

a16z cryptoは、「AIが生成したコンテンツと人間が作成したコンテンツが混在する時代には、信頼できる本人確認インフラが不可欠だ」とした上で、「AIとブロックチェーンの融合が、インターネットの次の時代の基盤になる」と述べた。

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