暗号資産取引所のBithumbで、イベント当選者に対し、2000ウォン相当のポイントではなく1人当たり2000BTCを誤って入金する事故が発生した。対象は695人で、誤入金の総額は約133兆4400億ウォンに上る。大量の売り注文が出たことで、同日にはBithumbでのビットコイン価格が一時急落した。
業界関係者によると、Bithumbは6日、ランダムボックスイベントを実施し、当選者695人に2000ウォン相当のポイントを付与する予定だった。
ところが、運営上の入力設定ミスとみられる問題により、当選者の口座には2000ウォン相当のポイントではなく、2000BTCが一括で入金された。
ビットコインの相場を1BTC当たり約9600万ウォンで計算すると、1人当たりの誤入金額は約1920億ウォンとなる。全体では約133兆4400億ウォンに達し、韓国の暗号資産取引の歴史でも最大級の誤入金事故になったとみられる。
一部の利用者が口座への巨額入金を確認し、成行で売却したとみられることから、Bithumbでのビットコイン価格は急落した。6日午後7時30分ごろには、他の取引所より10%以上安い8100万ウォン台まで下落したという。
Bithumbは事態を把握後、緊急対応を開始した。誤入金が発生したアカウントについて、出金と売買を停止し、回収手続きに入った。現在は、該当アカウントにアクセスすると、利用が制限されたアカウントである旨の案内が表示されるという。
ただ、被害規模が大きく、事態の収束には時間を要する見通しだ。業界によると、誤って入金されたビットコインのうち、回収対象となっていた41万6000BTCは回収した。一方で、すでに売買が成立し、回収できない数量は約20万4000BTCに上るとされる。金額換算では約20兆ウォン規模になる。
関連するオンラインコミュニティでは、「口座に2000億ウォンが表示されて目を疑った」「売却ボタンを押したら約定した」といった投稿も出ているという。
Bithumbは現時点で公式コメントを出していない。