ビッグテック各社が2026年、AIインフラに過去最大規模の投資を進める方針を打ち出したことで、市場では過剰投資への警戒感が強まり、関連銘柄の株価が下落した。
Alphabetは4日(現地時間)、2024年10〜12月期決算の発表後、2026年の資本支出を前年の約2倍に当たる1800億ドルに引き上げる方針を示した。これに続きAmazonも翌日、同年の資本支出が2000億ドル規模に達するとの見通しを明らかにした。前年比では、Alphabetが約2倍、Amazonが56%増となる。
もっとも、市場はこうした投資計画を好感しなかった。資本支出計画の公表後、AlphabetとAmazonの株価はいずれも一時約10%下落した。両社とも直近四半期の業績は市場予想を上回ったが、株価の下落は避けられなかった。Amazon Web Services(AWS)の2024年10〜12月期売上高は前年同期比24%増だった。
過剰投資への懸念は、AlphabetやAmazonにとどまらない。CNBCは6日(現地時間)、こうした市場心理を背景に、この1週間でビッグテック各社の時価総額が1兆ドル超減少したと報じた。Alphabet、Amazonのほか、Microsoft、NVIDIA、Oracle、Metaも下落した。
Financial Times(FT)によると、ビッグテック各社の2026年のAI関連投資は合計6600億ドルに達する計画で、アラブ首長国連邦、シンガポール、イスラエルの国内総生産(GDP)を上回る規模になるという。
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