写真=聯合ニュース

金融各社で年3%台の預金商品が再び増えてきた。株価上昇を受けて資金が株式市場へ向かう動きが強まるなか、預金流出を抑えるため、銀行各社が預金金利の引き上げに動いたためだ。

とりわけネット銀行と貯蓄銀行で動きが目立つ。一方、都市銀行は市場金利の低下を背景に、預金金利の引き上げに慎重な姿勢を崩しておらず、3%台の商品は限定的となっている。

金融業界によると、主要銀行は2月に入ってから定期預金金利を小幅に引き上げ始めた。Hana Bankは「Hanaの定期預金」の最高金利を2.85%から2.90%へ5bp引き上げた。

Kookmin Bankも2月19日、定期預金金利を2.80%から2.90%へ10bp引き上げた。Woori Bankも2月22日に5bp引き上げ、2.90%水準に並んだ。

都市銀行では、NH NongHyup Bankが代表的な定期預金商品「NHオールウォンe預金」「NHワルツ回転預金2」の1年満期最高金利を最近3.05%へ引き上げた。都市銀行で3%台の定期預金は事実上これが唯一だ。

預金残高は前月比で増えたものの、なお前年水準には戻っていない。主要5行の定期預金残高は2月末時点で946兆8897億ウォンと、前月末の936兆8730億ウォンから10兆167億ウォン増えた。

ただ、2025年11月末の971兆9897億ウォンと比べると、なお25兆1000億ウォン少ない水準にある。

金融業界では、足元の株式市場の好調を受けて一部資金が株式市場へ移った影響が表れたとみている。銀行各社は資金流出を抑えるため、預金金利を小幅に引き上げながら預金確保を進めている。

特にネット銀行と貯蓄銀行は金利を引き上げ、資金獲得競争を強めている。KakaoBankは2月13日から定期預金金利を年3.0%に引き上げ、K bankも2月21日に3.01%へ引き上げた。

貯蓄銀行でも平均預金金利が3%台に乗った。3月6日時点で、貯蓄銀行307商品の平均最高金利は3.07%だった。2月の同時期の2.93%から0.14ポイント上昇した。

もっとも、都市銀行は利上げに慎重だ。市場金利が低下しており、預金金利を積極的に引き上げる負担が大きいためだ。

実際、銀行債5年物の金利は2月27日時点で3.572%と、1月末の3.715%から0.143ポイント低下した。調達金利が下がる局面で預金金利を大きく引き上げれば、収益性の悪化につながりかねないとの判断が働いたとみられる。

銀行業界は、ひとまず今月末まで資金の流れを見極める方針だ。株式市場への資金シフトが続けば、追加の金利調整を検討する可能性があるとしている。

◆特販・高金利積立・パーキング口座も拡充

都市銀行以外の第2金融圏やその他の銀行では、利上げに加え、特販商品や新たな預金・積立商品、パーキング口座の投入を通じて預金獲得策を強化している。

Sh Suhyup Bankは新学期に合わせ、新規顧客向けの高金利積立商品を用意した。「Hey積立」は1年物で最高年4.1%を適用する。基本金利3.2%に加え、マーケティング同意と自動振替の条件を満たせば、最大0.9ポイントの優遇金利が上乗せされる。

貯蓄銀行では、3%台の預金商品に加えてパーキング口座を巡る競争も続いている。OK貯蓄銀行は決済プラットフォームと連携したパーキング口座「OKxDanalダモウム口座」を投入した。プリペイドチャージ残高に利息を付与する仕組みで、50万ウォン以下の金額に最高年7%を提供する。

DB貯蓄銀行は新規顧客向けに、最高年3.5%のモバイル専用普通預金商品「DB幸福パーキング口座」を発売した。500万ウォン以下の区分に高金利を適用し、小口資金の取り込みを狙う。

Acuon貯蓄銀行も、パーキング口座商品「高収益自由預金」の金利を年0.8%から2.8%へ2.0ポイント引き上げた。別途の優遇条件なしで適用され、短期資金運用ニーズを狙った措置としている。

金融業界関係者は「株価上昇が続くなかで資金移動が進み、金融各社も預金金利の小幅調整や新商品の投入を通じて預金競争力を高めている」と話した。そのうえで「特に第1金融圏は市場金利の動きと資金移動の状況を見ながら対応を決めることになりそうだ」と述べた。

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