Jetstream Securityは4日、Redpoint Ventures主導のシードラウンドで3400万ドル(約51億円)を調達したと発表した。企業向けに、生成AIやAIエージェントの挙動やリスク、コストを可視化し、安全な本番導入を支援するプラットフォームを展開する。
同社は、Artivo Networks、CrowdStrike、Cohesity、Dazz、McAfee、SentinelOneの出身者らセキュリティ分野の専門家が創業したスタートアップ。企業が生成AIやエージェント型AIツールを本番環境へ安全に導入できるよう支援するという。
中核技術は「AI Blueprint」。システムが自動生成する動的グラフを通じて、企業環境でAIがどのように動作しているかをリアルタイムで把握できるようにする。AIエージェントとモデルの関係、アクセス先のデータ、利用ツール、関連アカウント情報などをマップ形式で可視化するのが特徴だ。
AI Blueprintは、実行時の挙動を追跡して異常の兆候を検知するほか、ワークフローにかかるコストも監視する。承認を伴う変更管理にも対応し、AIの挙動とコストを見える化することで、より管理しやすい運用体制の構築を狙う。
今回調達した資金は、エンジニアリングやプロダクト、営業・マーケティング部門の人員拡充に充てる。
ラズ・ラジャマニCEOは「AIの進化は、多くの組織の対応速度を上回っている。AI Blueprintによって、チームがAIの動作を明確に把握し、リスクをリアルタイムで管理できるようにしたい。実験段階から本番運用への移行を支援する」とコメントした。