OpenAIのAI動画生成アプリ「Sora」が、提供開始直後の勢いを失っている。2025年10月の公開直後には米App Storeで首位に立つなど大きな注目を集めたが、足元ではダウンロード数とユーザー支出の減少が目立っている。TechCrunchが1月29日に報じた。
Soraは提供初日に10万ダウンロードを記録し、招待制のiPhoneアプリとしては異例の立ち上がりとなった。米App Storeのランキングでも首位に浮上したが、12月以降は失速。ダウンロード数は32%減少し、2026年1月も前月比でさらに45%減って120万件にとどまった。ユーザー支出も同じ期間に32%減少した。
足元のランキングは、米App Store総合で101位、写真・ビデオカテゴリーで7位。Google Playでも総合181位まで順位を下げた。
Soraは、ユーザーがAI向けのプロンプトを入力して動画を生成するアプリだ。自分や友人を動画内に登場させられる機能が話題を呼び、「AI版TikTok」として注目された。ただ、その後はユーザーの関心が薄れ、Google GeminiやMeta AIとの競争が激しくなるなかで存在感が低下した。
失速の背景には、著作権対応の変更もある。OpenAIは当初、ハリウッド作品のキャラクターをSoraで利用できるよう、オプトアウト方式で運用していたが、スタジオ側の反発を受けてオプトイン方式に切り替えた。これにより、人気キャラクターの利用が制限された。
その後、OpenAIはDisneyと契約を結び、Disneyキャラクターの利用を認めたが、消費者の関心を呼び戻すには至っていないとTechCrunchは伝えている。