Appleがイスラエルの音声AI企業Q.AIを買収したと、TechCrunchがReutersを引用して29日付で報じた。買収額は約20億ドル(約3000億円)とされ、AirPodsやVision Proなどの機能強化に活用される可能性がある。
Q.AIは、ささやき声の検知や、騒がしい環境でも音声を聞き取りやすくする技術を手がける企業。Appleは昨年、AirPodsにリアルタイム翻訳を含むAI機能を追加しており、今回の買収で音声関連機能をさらに強化する狙いがあるとみられる。
TechCrunchによると、Q.AIは顔面筋の微細な動きを検知する技術も保有している。この技術は、Appleのヘッドセット「Vision Pro」の操作性や機能改善にもつながる可能性がある。
Financial Timesは、今回の買収額が約20億ドルに上ると報道。Appleにとっては、2014年のBeats Electronics買収(30億ドル)に次ぐ大型案件になるという。
Q.AIのCEO、アビアド・マイゼルス氏は、2013年に3Dセンシング企業PrimeSenseをAppleに売却した実績でも知られる。TechCrunchは、PrimeSenseの技術がiPhoneの顔認証機能の導入において中核的な役割を果たしたと伝えている。
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