Cuconは4日、定例のIRで2025年の業績と2026年の事業戦略を公表した。グローバルペイ、ステーブルコイン決済、医療マイデータ、AIデータ事業を新たな成長軸に据え、収益化を本格化させる方針だ。
2025年の連結売上高は694億6000万ウォン、営業利益は188億1000万ウォンだった。売上高は前年の730億ウォンから4.9%減少した一方、営業利益は166億2000万ウォンから13.2%増加した。
同社はあわせて、2026年の主要な新規事業戦略も示した。重点分野として挙げたのは、グローバルペイ、ステーブルコイン決済、医療マイデータ、AIエージェント向けデータ商品だ。
グローバルペイ事業では、同社が保有するQR加盟店200万店、フランチャイズ10万店、ATM4万台のインフラを活用し、決済、出金、精算サービスを展開する。すでにUnionPay、WeChat Pay、Alipay+との連携を終えており、2026年上半期までに20カ国・50社超の決済事業者へ提携先を拡大する計画としている。
ステーブルコイン事業では、ウォン建て・ドル建てのステーブルコインに対応した決済・精算インフラの構築を進める。中長期的にはシンガポールに法人を設立し、クロスボーダー決済の拠点を確保するとともに、海外売上の拡大を本格化させる考えだ。
データ分野では、医療マイデータ参入、保険商品データの中継プラットフォーム、MCP(Model Context Protocol)ベースのデータAPI商品の投入を3本柱に掲げた。全業種マイデータ制度の施行を見据え、金融マイデータに続く医療マイデータ市場への参入を準備するほか、生保・損保と大手GAをつなぐ保険商品データの中継プラットフォームを通じ、新たな収益源の確保を目指す。
株主還元も強化する。2025年の配当は1株当たり300ウォンとし、2024年の150ウォンから2倍に引き上げた。2023年の100ウォン、2024年の150ウォンに続く3年連続の増配となる。2026年も増配と自社株買いを通じて株主還元を拡充する方針としている。
キム・ジョンヒョンCEOは「2026年は将来の成長インフラ構築、新規事業の発掘、グローバル成長基盤の確保、株主還元の拡大に集中する年になる」と述べた。さらに「医療マイデータとAIデータ事業を本格化し、新たな成長エンジンを確保する。今後3~4年以内に海外売上の拡大を本格化し、グローバル市場での地位を一段と強化したい」と語った。