Dune Analyticsの年次マルチチェーン報告書によると、XRPの2025年の年間決済額は6171億9000万ドルとなり、2024年の2590億ドルから138%増えた。年間ベースで過去最高を更新した。
XRPの決済額はこの数年、大きく変動してきた。2020年は756億9000万ドルだったが、2021年には3881億7000万ドルへ急増。その後、2022年は暗号資産市場の低迷や法的不透明感を背景に2343億9000万ドルへ減少し、2023年には1740億ドルまで落ち込んだ。2024年に回復へ転じ、2025年は伸びが一段と加速した。
Dune Analyticsは、XRP Ledger(XRPL)の競争力として手数料の低さを挙げた。2025年の決済額は6170億ドル超に達した一方、手数料総額は約200万ドルにとどまった。10万ドル当たりの平均手数料は0.32ドルで、業界でも最低水準としている。XRPLでは取引手数料がすべてバーンされる仕組みを採用しており、XRPの流通量を段階的に減らす設計になっている。
Rippleのステーブルコイン「RLUSD」も、XRPLエコシステムの拡大に寄与した。2024年12月に投入されたRLUSDは、2025年に約19億ドルの決済を記録。分散型取引所(DEX)での取引高は14億ドルに達した。RLUSDを利用するウォレット数は3万3000超となり、約4000人が自動マーケットメイカー(AMM)のプールに参加。取引高は1800万ドル規模となり、流動性の改善にもつながった。
Dune Analyticsは、2025年をXRPLエコシステム全体の拡大が進んだ年と位置付けた。2025年6月にはXRPLのEVMサイドチェーンが公開され、年末にはXRPの現物ETFが取引を開始し、純流入は12億ドル超に達した。10月にはマルチパーパストークン(MPT)を導入し、トークン化市場での活用領域を広げたという。さらに11月には、CMEのXRP先物の取引高が183億ドル、未決済建玉(OI)は7050万ドルとなった。