Ubase Groupは29日、ソウル大学校の自然言語処理研究室と産学連携を行い、AIを活用した顧客対応の高度化に向けた共同研究を始めると発表した。
同社は、自然なAI応対の実現には、韓国語の特性を踏まえた言語学的アプローチが欠かせないと判断し、同研究室との連携を決めたとしている。
今回の取り組みには、2025年12月に新設した「AI活用研究所」も参画する。同研究所は、AI技術の研究開発を通じて顧客体験の向上を図るとともに、オペレーターがAIと協働しながら、より専門的かつ安定的に業務を担えるコンタクトセンターの実現を支援してきた。
AI活用研究所とソウル大学校の自然言語処理研究室は、今後6カ月にわたり、言語学の観点からAIの高度化に取り組む。省略表現や敬語表現が発達した韓国語の特性を反映し、音声対話を正確に認識・処理する技術の確立を目指す。あわせて、AIが顧客のニーズや感情を柔軟に把握できる手法を検討し、測定可能な評価指標も整備する。
Ubase Groupのモク・チンウォン代表は「現在、さまざまな産業分野でAIを組み込んだコールボットが部分的に活用されているが、あらかじめ設定したシナリオに沿った短文応答にとどまり、実際の顧客対応の現場で文脈を把握するには限界がある」と述べた。
その上で「当社は自社開発技術を基盤に、顧客対応向けAIエージェントの開発を進めている。産学連携を通じて、日常言語の文脈や言語学的原理を捉え、AI応対ソリューションをより自然な水準へ高めていきたい」と語った。
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