韓国IPTV放送協会は1月29日、KT、SK broadband、LG Uplusと共同で、総額400億ウォン(約44億円)の「IPTV戦略ファンド」を設立し、2026年2月から映像コンテンツへの投資を始めると発表した。
同ファンドは、放送通信委員会と文化体育観光部が進める「Kコンテンツ・メディア戦略ファンド」との連携の一環として設けた。運用会社(GP)にはSolaire Partnersを選定した。
投資対象は映像コンテンツの制作案件が中心で、なかでも低迷が続く国内映画分野を重点投資先とする。IPTV各社が持つ視聴履歴データと運用会社の投資ノウハウを組み合わせ、制作初期の段階から投資する方針だ。
単なる資金供給にとどまらず、今後の制作基盤の整備も視野に入れる。AIやVFXなどメディア新技術分野にも資金を振り向け、ファンドの持続性を高める考えだ。
協会は、こうした取り組みによって制作会社とプラットフォームの連携が進み、IPTVのコンテンツ競争力の強化につながるとみている。
韓国IPTV放送協会のイ・ビョンソク会長は「今回の投資は、国内メディア産業の危機に共同で対応するための戦略的な協業の成果だ」としたうえで、「持続可能な産業エコシステムの構築に向け、実質的な成果につながるよう運用に万全を期したい」と述べた。
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