科学技術情報通信部と科学技術事業化振興院は1月29日、実験室創業探索支援事業「TeX-Corps」を通じて創業したExosystemsが、世界最大級のIT見本市「CES 2026」のデジタルヘルス部門でイノベーション賞を受賞したと発表した。
受賞対象となったのは、Exosystemsの個別化ヘルスケアソリューション「exoRehab」。高齢化に伴う課題となっている筋骨格系疾患の管理に向け、AIデジタルバイオマーカーを活用した点が評価された。
exoRehabは、ウェアラブルセンサーとAI解析技術を活用し、筋骨格の動きや筋肉の使用データを分析・モニタリングするサービス。患者ごとの運動プロトコルの提供から、リハビリ効果の追跡までを一体的に支援する。
通院が難しい患者も自宅で専門的なリハビリケアを受けられるよう設計した。同社によると、製品面と企業面の両面で、政府の研究開発事業や各種指定制度を通じ、遠隔治療モニタリング市場での競争力と信頼性を高めてきたという。
Exosystemsのユ・フマン代表は「創業探索支援事業への参加は、実験室の技術を市場が求める技術へと転換する契機になった」とコメントした。その上で、「筋肉の生体信号データを基盤に、筋骨格系疾患の診断から治療までを担うデジタルヘルスケアのリーディングカンパニーへ成長したい」と述べた。
科学技術情報通信部と振興院は今年、実験室創業探索支援事業の第3期を本格的に進める。14の実験室創業イノベーションチームを軸に、大学と政府系研究機関の研究者を対象として、創業探索チーム247組を募集する計画だ。
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