Yeomyeonggeoriは1月29日、AIマーケティングエージェント「AUTOKE」を開発したと発表した。SNS投稿の作成から編集、配信予約までを一括で自動化するサービスで、小規模事業者の運用負担とコストの軽減を狙う。現在はベータ版を提供しており、正式リリースは今年下期を見込む。
SNSマーケティングの重要性が高まる一方で、小規模事業者にとってはコンテンツ制作や画像生成、編集、投稿運用にかかる時間と費用の負担が重くなっている。Yeomyeonggeoriは、こうした課題をAIによる自動化で解消する手段としてAUTOKEを投入した。
キム・ヨミョン代表は「効果的なマーケティングを実行したくても、従来のやり方では多くの時間と費用がかかる」とした上で、「AUTOKEはその負担を大幅に減らし、データに基づいて最適化したコンテンツを提供するために開発した」と説明した。
AUTOKEは、テキスト生成、画像制作、コンテンツ編集、投稿のスケジュール設定まで、これまで手作業で行ってきた工程をワンクリックで処理できるよう設計した。Yeomyeonggeoriは、既存のGPT連携ツールとは異なり、生成、分析、最適化を単一のプラットフォームに統合した点が特徴だとしている。
顧客企業のホームページやNaver Placeなどのリンクを入力すると、約3分でSNS投稿向けコンテンツを100件自動生成できるという。生成したコンテンツは自動スケジュール機能で、月に3〜4件のペースで継続的に投稿できるよう設定できる。
市販のAIマーケティングソリューションの多くは、コンテンツ生成に重点を置いている。これに対しAUTOKEは、自動化、自動スケジュール、成果予測の3要素を組み合わせた点を差別化要因に挙げる。
キム代表は「既存サービスは、コンテンツ作成は人手に頼り、投稿は半自動、分析には別ツールが必要になるケースが多い」とし、「AUTOKEの中核は、これらを単一プラットフォームで自動化できることにある」と強調した。POC(概念実証)でも効果を確認しており、高度化したプロンプトで検証した小規模事業者では、投稿開始から2週間で閲覧数が3000〜4000以上増えたとしている。
外部からの評価も得ている。Yeomyeonggeoriは、中小ベンチャー企業部と創業振興院の支援を受け、漢陽大学が主管する「2025 創業中心大学」プログラムに選定され、優秀企業として評価された。
AUTOKEの特徴は、コンテンツ自動生成にとどまらない。Yeomyeonggeoriは、中小ベンチャー企業部の民間投資主導型技術創業支援プログラム「TIPS」を通じて、3つの中核AIエンジンを開発している。
1つ目はコンテンツ成果分析エンジンで、生成したコンテンツの有効性を数値で示す。2つ目は将来の成果予測エンジンで、作成したコンテンツが1週間後や1カ月後にどの程度の閲覧数や「いいね」を獲得するかを事前に予測する。3つ目は、コンテンツの経済的価値を分析するエンジンだ。
Yeomyeonggeoriによると、これら3つのAIエンジンによって、小規模事業者の特性に合わせた最適なコンテンツ制作が可能になる。Instagram、Facebook、Threadsなど複数のSNSプラットフォームへの同時投稿にも対応する。さらに、Facebookの公式技術パートナーとして認証を受けており、アカウント停止のような問題も発生しにくいとしている。
AUTOKEは現在ベータサービス段階にあり、正式ローンチは今年下期を目標とする。中長期的には、ショート動画や動画、リールなどの動画コンテンツ制作にも機能を広げる方針だ。
キム代表は「小規模事業者が本当に必要とする総合マーケティングエージェントを目指し、顧客と直接向き合いながらニーズを把握している」と述べた。その上で、「テキスト、画像、動画を含むあらゆる形式に対応し、小規模事業者がマーケティングを完結できる統合ソリューションに育てたい」と語った。