BJlogisは1月29日、商品調達から検品、輸送、通関までの日中間の輸出入業務を一元管理できるIT基盤の支援プラットフォームを開発したと発表した。中国で20年以上にわたり物流インフラを運営してきた経験と、自社開発のスマート物流システムを組み合わせた。
日中間のEC市場が拡大する一方、セラー側の輸出入業務は複雑さを増している。BJlogisは、こうした課題に対応するため、輸出入の全工程を一つのプラットフォームで自動化する体制を整えたとしている。
チョン・ビョンジュン代表は「韓国のセラーが直面する不透明で複雑な日中物流プロセスを、ITソリューションで解決することに注力している」とコメントした。さらに「単なる物流事業者ではなく、セラーの成長を支えるビジネスパートナーを目指す」と述べた。
同社のシステムは、大きく3つの機能で構成される。1つ目は購買代行サービスで、中国のB2Bプラットフォーム「1688」と連携したAIベースの自動発注機能を備える。これにより、100件の購買業務を1時間以内に処理できるとしている。
2つ目は物流最適化だ。船会社へのコンテナ手配を直接行うフォワーダー機能を通じ、中間コストを抑えた競争力のある運賃を提供する。
3つ目は通関自動化で、物流と通関のプロセスを一体運用することで、輸入にかかる時間の短縮を図る。各工程はマイページ上でリアルタイムに確認でき、煩雑な輸出入手続きを可視化できる点も特徴としている。
同社は、こうした技術基盤によって業務効率を80%以上改善したと説明する。既存の物流会社が手作業中心の運用に依存するなか、蓄積した顧客物流データを分析し、DXとAXを進めてきたという。
チョン・ビョンジュン代表は「価格の透明性、迅速な処理、リアルタイム追跡に対応したデジタル環境が最大の強みだ」と強調した。
顧客向け機能の拡充にも取り組む。中国の1688でのソーシングを支援する商品分析ツールを無料で提供し、セラーの調達業務にかかる時間の削減につなげる。
同社によると、初心者から有力セラーへと成長した顧客が継続利用していることも、技術力を示す事例の一つだという。
外部評価も受けた。BJlogisは同プラットフォームの開発を通じ、中小ベンチャー企業部と創業振興院の支援を受け、漢陽大学が主管する「2025年 創業中心大学」事業の創業企業に選定された。あわせて成果優秀企業として評価を得たとしている。
チョン・ビョンジュン代表は「専任マネジャーの丁寧なガイドと主管機関の専門的な支援により、技術の高度化に集中できた」と説明し、「今回の機会を通じて、BJlogisが物流テック企業へ飛躍する足場を築くことができた」と語った。
中長期的には、日中物流のAI化を主導する企業を目指す。現在提供している各種サービスをAI基盤でさらに高度化し、数回のクリックでソーシングから物流、通関までを自動処理できるプラットフォームの実現を掲げる。
チョン・ビョンジュん代表は「セラーが販売に専念できる環境を整え、失敗を減らせるECエコシステムを構築することが目標だ」と述べた。
今後の注目点としては、中国最大のECデータソリューション「DianLeida」との提携を挙げた。BJlogisは2026年3月に国内総代理店契約を控えており、輸入が初めてのセラーでもソーシングから通関までを円滑に進められる統合プラットフォームへ発展させる方針だ。
このソリューションは同社のアプリに搭載し、時間や場所を問わず利用できるようにする計画としている。
チョン・ビョンジュン代表は、成長の背景として継続的な顧客とのコミュニケーションと技術革新を挙げた。顧客との対話を重ねるなかでニーズを見極め、それを反映したソリューション開発を進めてきたという。
さらに「初心者セラーから有力セラーまで、顧客の成功とともに成長するのがBJlogisの哲学だ。今後も顧客の声に耳を傾け、進化したITシステムを継続的に提供していく」と述べた。
BJlogisは、日中EC市場の急成長によって参入障壁が下がる一方、競争は一段と激しくなっているとみる。こうした環境では、信頼できる物流パートナーと、販売業務に集中できる基盤の重要性がさらに高まると分析する。
チョン・ビョンジュン代表は「20年以上の現地経験と自社開発技術を基に、このニーズに応えていく。日中物流の新たな基準を築きたい」と述べた。