Floraは4200万ドル(約63億円)のシリーズA資金を調達した。テキスト、画像、動画の生成AIを統合したデザインプラットフォームを展開しており、調達資金は法人向けの営業・マーケティング体制の拡充に充てる。
米SiliconANGLEが1月28日(現地時間)に報じた。今回のラウンドはRedpoint Venturesが主導し、VercelのCEO、ギレルモ・ラウチ氏、Twitch創業者のジャスティン・カーン氏、Frame.ioのCEO、エメリ・ウェルス氏らが参加した。
Floraは、テキスト、画像、動画の生成AIを単一の環境に統合した「知能型キャンバス」を提供する。GoogleのGemini 2.5、OpenAIのGPT-5、Stability AIのStable Diffusion 3.5など、複数のAIモデルに対応している。
FloraのCEO、ウェバー・ウォン氏は「AIツールが分断され、クリエイターが取り残されている」と指摘。そのうえで、「Floraはこうした課題を解決するために設計した」と述べた。
同プラットフォームは「ノード」の概念を取り入れ、同じデザイン案のバリエーションを複数生成できる。ユーザーはテキストや画像を基に、新たなデザイン案を素早く試作できるという。
同社によると、Nike、Levi's、Stars Entertainment、Pentagram DesignのデザイナーがすでにFloraを利用している。
Floraは今後、今回の資金を活用してエンタープライズ向けの営業・マーケティングを強化する。あわせて、AIクリエイティブ機能の高度化も進める計画だ。
Redpoint Venturesのアレックス・バード氏は「Floraは創造的な判断をワークフローに直接組み込み、時間の経過とともに成果物の品質が高まる環境を構築している」と評価した。