SK Onは1月28日、2025年10~12月期の売上高が1兆4572億ウォン(約1603億円)、営業赤字が4414億ウォン(約486億円)だったと発表した。米国でEV購入補助金が廃止された影響で北米販売が減少し、赤字幅が拡大した。
前年同期の営業赤字は1897億ウォンで、赤字幅は2517億ウォン拡大した。前四半期(7~9月期)の1248億ウォンと比べても、損失は大きく膨らんだ。
営業利益率はマイナス30.3%となり、前四半期のマイナス6.9%から23.4ポイント悪化した。通期累計では、売上高が6兆9782億ウォン(約7678億円)、営業損失が9319億ウォン(約1025億円)だった。
同社によると、欧州向けの販売数量は増加したものの、米EV購入補助金の廃止で北米販売が落ち込み、全体の売上高が縮小した。これが営業赤字拡大の主因になったという。
米インフレ抑制法(IRA)に基づく先端製造生産税額控除(AMPC)の10~12月期受給額は1013億ウォン(約111億円)で、前四半期比718億ウォン減少した。
また、SK OnはFordとの合弁会社BlueOvalSK(BOSK)の終了に伴い、米ケンタッキー工場の処分価額を従来の9兆8862億ウォンから5兆8292億ウォンへ引き下げた。売却発表時点と比べると41%減となる。
同社は、工場や関連建物など有形資産の活用計画の変更に伴い、資産を再評価した暫定的な金額だと説明している。
SK Onは2026年まで事業構造の再編を続ける方針だ。競争力の強化と財務の安定化を掲げ、電動化戦略を軸に事業ポートフォリオの見直しを進める。
とりわけエネルギー貯蔵システム(ESS)事業の拡大に力を入れる。2026年のESS受注目標は、世界で年間計20GWhに設定した。
同社は、2026年は事業ポートフォリオの再調整を通じて、持続可能な成長と財務健全性の強化に注力するとしている。