Ethereum(ETH)に、2021年の急騰局面前と似たマクロシグナルが出ているとの見方が出ている。グローバル流動性指標と米小型株指数のRussell 2000が過去と近い値動きを示しており、ETHが再び大幅上昇局面に入る可能性があるという。
Cointelegraphが27日(現地時間)に報じたところによると、暗号資産アナリストのPsychodelicは、グローバル流動性、Russell 2000、ETH価格の間で繰り返し現れる3段階のパターンを指摘した。まず流動性が上抜けし、次いでRussell 2000が追随して上昇し、最後にETHが出遅れてブレイクする流れで、同氏は「月足チャートでも同様の構図が再び確認されている」と分析している。
Psychodelicによれば、グローバル流動性はすでに主要なレジスタンスを上抜け、Russell 2000もこれに追随して過去最高値圏まで上昇した。一方、ETHは歴史的にこうしたマクロ指標に対して反応が遅れる傾向があり、本格上昇に入るまでに数週間から数カ月のタイムラグが生じてきたという。
2021年も、Russell 2000のブレイク確認から約119日後にETHの本格上昇が始まった。今回も同じパターンをたどるなら、ETHのブレイク時期は2026年3月前後になる可能性があるとの見方が出ている。
Russell 2000の月足ローソク足パターンも、前回の上昇サイクルとほぼ重なる。市場では、リスク選好が再び強まりつつあることを示す動きとして注目されている。実際、こうした条件がそろった2021年3月から11月にかけて、ETHは約226%上昇した。
こうした見方は、短期のテクニカル指標よりも、グローバル流動性のようなマクロ環境がETHのような高ベータ資産の中長期トレンドを左右する可能性を示している。
オンチェーンデータも強気シナリオを補強している。CryptoQuantによると、ETHの蓄積アドレスの実現価格は足元で2720ドルまで上昇した。
この指標は長期保有者の平均取得単価を示すもので、過去の下落局面では強いサポートとして機能してきた。市場では、仮に価格が同水準を再テストしても下落余地は約7%にとどまり、2720ドル近辺で短期的な底を付ける可能性が高いとみられている。
この価格帯は、外部流動性が集まりやすいゾーンとも重なる。そのため、再テストの局面ではトレンド反転の可能性が大きいとの評価が出ている。