韓国機械研究院は1月28日、AIとデジタルツインを組み合わせた自律製造技術が、米Digital Twin Consortium(DTC)の「Digital Twin Testbed Program」に登録されたと発表した。
登録されたのは、同研究院ナノ融合研究本部・二次電池装備研究室のイ・テクミン責任研究員らが開発したテストベッド「MANDATE-R2R Manufacturing(Multi-Agent Network for Digital-Autonomous Twin-Driven Engineering)」。
同テストベッドは、二次電池電極の製造に用いるRoll to Roll(R2R)工程設備を対象に、デジタルツインとAIマルチエージェント技術を組み合わせた自律製造システムだ。
実際の製造設備であるフィジカルツインと、仮想空間上のデジタルツインをリアルタイムで連携。データ収集、前処理、モデリング、制御、保全を担う複数のAIエージェントが相互に協調する構成を採る。
これにより、工程の状態を自動で把握・予測し、運転条件や制御条件を自律的に最適化する閉ループ型の製造体制を実現したとしている。
イ・テクミン博士は「今回のDTCテストベッド登録は、国内で開発されたデジタルツインベースの自律製造技術について、技術的完成度と国際的信頼性が公に認められた点で意義が大きい」とコメントした。
その上で、「AIマルチエージェントとデジタルツインを組み合わせ、工程自体が判断して最適化する自律製造を、実際の製造現場に実装可能な形で提示した」と説明した。
今後は、個別設備の水準を超えて製造ラインや工場単位へ技術の適用範囲を広げる方針。あわせて、AIエージェントの学習結果を多様な設備で再利用できる製造AIファウンデーション技術へと高度化し、人の介入を最小限に抑えたソフトウェア中心の自律製造工場の実現を目指す。