Dinotisiaは1月28日、ベクターデータベースソリューション「Seahorse」が、韓国情報通信技術協会(TTA)のソフトウェア品質認証で最上位等級のGS認証1等級を取得したと発表した。2026年上半期には、韓国調達庁のデジタルサービスモールへの登録を進め、公共分野での事業拡大を図る。
Seahorseは、データ保存機能に加え、AIエージェントの構築から運用までを支援するAgentOps環境を備える。
GS認証は、ISO/IECの国際標準に基づいてソフトウェアの機能適合性、性能効率性、使用性、信頼性、安全性を実運用環境で評価する認証制度だ。今回の1等級取得により、Seahorseは公共機関の優先購入対象となる要件を満たした。
同社によると、今回の認証取得により、韓国調達庁の第三者単価契約の締結など、公共市場への参入に必要な技術面・制度面の要件も確保したという。
製品面では、Kubernetesベースの設計を採用し、インフラ環境への依存を抑えた。モデルのデプロイや拡張にも柔軟に対応できるとしている。
導入初期はクラウドで運用を始め、データ規模の拡大に応じてオンプレミスへ移行することも可能だ。クラウドとオンプレミスを併用するハイブリッド運用にも対応する。
また、SeahorseにはAI業界標準のMCP(Model Context Protocol)を適用した。特定の大規模言語モデル(LLM)やデータ構造への依存を抑えた、オープンなAIエージェントアーキテクチャを実装したとしている。
複数のLLMやデータソースを標準インターフェースで接続でき、拡張性の高いAIエージェント環境を構築できるという。
同社は今後、2026年上半期中に「Seahorse AgentOps」ソリューションのデジタルサービスモール登録を進める方針だ。公共機関が複雑な契約手続きを経ずに、より簡便な手続きでAIサービスを導入できるよう支援する。
公共部門のAI移行を支える中核的なデータ・エージェント基盤としての採用を目指す。
Dinotisiaのチョン・ムギョン代表は、「AIビジネスの成否はモデル性能も重要だが、実際には運用面の信頼性に左右されるケースが多い」とした上で、「今回のGS認証1等級取得により、高い信頼性が求められる業務環境でも活用可能であることを確認できた」と述べた。
その上で、「2026年はオンプレミスとクラウドの全工程で信頼性の高いAgentOpsを提供し、企業のAI転換(AX)に貢献していく」とコメントした。