画像=Sensor Tower

市場調査会社Sensor Towerは28日、世界のモバイルゲーム市場の回復要因を分析したリポートを公表した。2025年の売上高は820億ドル(約12兆3000億円)に達したと推計しており、継続的なコンテンツ更新やゲーム内イベントを軸とする「LiveOps」が市場の回復を支えたと分析した。

リポートによると、アプリ内課金市場はパンデミック期の急拡大後に調整局面を経て、再び回復基調に入った。ダウンロード数は年間500億件超の水準で安定しており、市場の成熟を受けて、ゲーム各社は新規獲得の拡大よりも既存タイトルの長寿命化に軸足を移しているという。

その中で存在感を高めているのが、配信後も継続的に新規コンテンツやイベントを投入するLiveOpsだ。Sensor Towerは、こうした運営型施策が成長を支える中核になっていると位置付けた。

売上の伸びは一部ジャンルと上位タイトルに集中した。2025年に年間売上の増加額が5000万ドル(約75億円)を超えたゲームのうち、ストラテジージャンルが全体の売上増分の約半分を占めたという。

個別タイトルでは、「Last War: Survival」と「Whiteout Survival」がそれぞれ年商24億ドル(約3600億円)、22億ドル(約3300億円)を記録したと分析した。継続的なコンテンツ投入によって高額課金ユーザーをつなぎ留め、収益化で優位性を示したとしている。

Sensor Towerは、上位ゲームの成功要因として高度化する運営施策を挙げた。LiveOpsは大きく、定期イベント、テーマイベント、長期イベントの3種類に分けられるという。

定期イベントはログインを促す基本施策、テーマイベントは週次で新たな目標を示して没入感を高める施策、長期イベントは大規模な競争要素と高額報酬によって上位ユーザーの参加を促す施策と整理した。

事例としては、「Whiteout Survival」がハロウィンイベントを通じて売上成長を伸ばしたほか、「Monopoly GO」は『スター・ウォーズ』IPとのコラボ更新でユーザー参加を拡大した。「Gossip Harbor」も、シーズンパスなど継続的なコンテンツ追加によって売上の反転に成功したとしている。

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