写真=Shutterstock

SpotDraftがQualcomm Venturesから800万ドルを調達した。調達資金は、契約データをクラウドに送信せず端末上で処理するオンデバイス型の契約書審査技術の強化に充てる。TechCrunchが27日、現地時間で報じた。

今回の出資に伴い、SpotDraftの企業価値は3億8000万ドルと評価された。2025年に実施した5600万ドルのシリーズB調達時と比べ、企業価値はほぼ2倍となった。

企業の間では生成AIの導入が進む一方、法務分野では契約書に含まれる機密情報の保護やデータセキュリティへの懸念から、クラウド型AIの採用が遅れている。こうした課題に対応するため、SpotDraftは契約書審査を端末上で実行する「VerifAI」を開発した。QualcommのSnapdragon X Eliteを搭載したノートPC上で、契約書の審査や修正をオフラインで行えるという。

インターネット接続が必要なのは、ログインと共同作業機能に限られる。契約書審査やリスク評価、修正作業はクラウドを介さず、端末内で処理する仕組みだ。

SpotDraftは、オンデバイスAIが法務市場で中核を担うとみている。VerifAIについては、単純な要約にとどまらず、企業ごとのガイドラインやポリシーに沿って契約書を審査できる設計だと説明した。

同社は現在、700社超の顧客を抱え、年間100万件超の契約を処理している。今回の調達資金を活用し、北米、欧州、中東、アフリカ、インドで事業拡大を進める方針だ。

キーワード

#SpotDraft #Qualcomm Ventures #VerifAI #オンデバイスAI #生成AI #契約書審査 #Snapdragon X Elite
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.