Esoop Companyは1月27日、AIを活用したEC事業者向けM&A仲介プラットフォーム「Biztos」で、Mashup VenturesとTale Venturesからシード出資を受けたと発表した。
Biztosは、EC事業者を対象に、データに基づくデューデリジェンスと企業価値評価を提供し、売り手と買い手のマッチングを支援するプラットフォームで、実査結果をもとに、財務やマーケティング、顧客行動データを構造化した買収提案資料を提供する。
案件ごとにECとマーケティングの実務経験を持つ専門人材が担当し、価格交渉から契約、クロージングまでを一貫して支援するという。
また、PG(決済代行)や広告、マーケットプレイスのデータを直接検証し、売上のかさ上げやトラフィック操作といった不正の兆候を見極める。レビューや検索順位、プラットフォームのアルゴリズムなどの無形要素も定量化し、EC特化型の企業価値評価モデルを適用することで、透明性の高いM&A環境を提供するとしている。
Esoop Companyはこのほど、EC特化の価値評価システムの優位性が評価され、韓国の中小ベンチャー企業部が実施するTIPSプログラムに採択された。これにより、最大5億ウォンの研究開発費を確保したという。
Esoop Companyのイ・サンチョル代表は、今回の資金調達を機に、ファッション・ビューティー、フード、リビングなどECの幅広い分野で案件ポートフォリオを拡大する方針を示した。今後は、RBF(売上ベース・ファイナンシング)や預かり金サービスなどの機能も追加し、ECに特化したフィンテックインフラへの進化を目指す考えだ。
今回の投資を主導したMashup Venturesのパク・ウンウパートナーは、韓国のEC市場は世界5位規模に成長した一方、多くのEC事業者が本来の企業価値を適正に評価されにくい状況にあったと指摘。その上で、Esoop Companyについて「中小型M&Aの価値評価を起点に、新たな金融サービスへと事業を広げるビジョンを実行しているチームだ。今後の成長が期待される」と述べた。