ブロックチェーン教育プラットフォームEasyAの共同創業者、ドム・コック氏が、XRPの長期的な上昇余地に改めて強気な見方を示した。X(旧Twitter)への投稿で、2030年までにXRPが1000ドルを下回ることはないとの見解を示し、決済分野での実利用拡大に期待を寄せた。
米ブロックチェーンメディアThe Crypto Basicは24日(現地時間)、コック氏の発言を紹介し、同氏がこれまで示してきたXRPの強気見通しの根拠を整理した。
コック氏は2025年以降、短期的な値動きよりも、グローバル決済システムの中でXRPが担う役割に注目すべきだと主張してきた。機関投資家の資金流入や大口決済、ステーブルコインの活用、個人投資家の参加が重なれば、XRPの価値は大きく押し上げられるとみている。
また、重要なのはSWIFTを代替するかどうかではなく、XRPが実際の決済手段として定着することだと強調した。
コック氏は、国境をまたぐ資金移動の規模をXRPの中核的な強みとして挙げる。日々、数十億ドル規模の資金が越境移動しており、XRP Ledger(XRPL)がその一部を担うだけでも、ネットワーク利用は大きく伸びるとの見方を示した。
さらに、AIブームで評価を高めたNVIDIAを引き合いに、XRPもグローバル決済市場で同様に存在感を高める可能性があると指摘した。暗号資産ETFの普及が進めば、プロ投資家の関心も一段と高まるとみている。
米証券取引委員会(SEC)との法的紛争が決着し、規制面の不透明感が後退した点も追い風だと位置づけた。価格上昇が開発者や利用者の増加を促し、利用拡大がさらに価値を押し上げる好循環が生まれるとみている。すでにXRPの時価総額は2000億ドルを超えているが、なお成長余地は大きいとの認識だ。
一方で、1000ドルという見通しに対しては懐疑的な声も少なくない。批判派は、XRPが1000ドルに達した場合、時価総額が60兆ドルを超え、金や世界の株式市場を上回る規模になるとして、現実味に乏しいと指摘する。
一部の専門家からは、実現するとしても2030年ではなく2040年以降になるとの慎重な見方も出ている。それでもコック氏は、短期相場より実利用の広がりが重要だとの立場を崩していない。
同氏はXへの投稿で、「念のため言っておくが、30歳で白髪になったのは、2030年までに$XRPの価値が1000ドルを下回るのを受け入れるためじゃない」と述べた。
XRPの1000ドル予測は、その強気さゆえに期待と反論が交錯している。焦点は価格水準そのものより、実際の決済でどこまで利用が広がるか、そして規制環境がどう変化するかに移っている。