ARK Investが、暗号資産市場の下落局面で関連株の買い増しに動いた。Coinbase、Circle、Bullishの3銘柄を計2150万ドル分取得し、市場の調整局面でも強気姿勢を維持した形だ。
1月26日(現地時間)、CoinDeskによると、ARK Investは主力ETFのARK Innovation ETF(ARKK)とARK Fintech Innovation ETF(ARKF)を通じて、暗号資産関連企業の株式を追加取得した。これら銘柄をまとまって買い付けるのは、2025年12月中旬以来という。
最新の日次取引明細では、ARKKがCoinbase Global Inc.株を3万8854株購入し、ARKFも3325株を買い増した。
Circle株については、ARKKとARKFで合計12万9446株を取得した。金額は直近終値ベースで約920万ドルに相当する。Circleの株価は同日横ばいだったが、週間では約10%下落している。
このほか、CoinDeskの親会社であるBullish株も8万8533株を買い増した。取得額は約317万ドル。Bullishの株価は同日、2%下落した。
今回の買い付けは、暗号資産市場全体が軟調に推移する中で実施された。ビットコインは先週、週間で約6%下落し、9万ドルを下回った。主要アルトコインや関連株も軟調で、世界的な金融引き締め基調や規制の不透明感、利益確定売りが重荷になったとみられる。
ARK Investは従来から、市場の変動性が高まる局面で買い向かう投資姿勢で知られる。キャシー・ウッド氏も、テクノロジー株や暗号資産関連資産の調整局面で、長期成長を見込み組み入れを増やしてきた。今回の買い増しも、短期的な値動きより中長期の成長余地を重視した判断と受け止められる。
市場では、今回の動きを暗号資産・ブロックチェーン分野に対する中長期的な信認を示す材料とみる向きがある。一方で、暗号資産価格の変動率は依然として高く、関連株のボラティリティも当面続く可能性がある。