Dassault Systèmesは1月27日、産業自動化分野のAutonicsと連携し、3DEXPERIENCEプラットフォームを活用したPLM(製品ライフサイクル管理)の高度化を進めると発表した。最新標準に対応した研究開発統合情報システムを構築し、設計品質の向上やBOM管理の効率化を目指す。
同社は今後、Autonicsが既に利用している各種ソリューションのアップグレードに加え、統合管理を担う単一プラットフォームを提供する。これにより、設計品質の向上と品質管理の効率化を後押しする。
Autonicsは1976年設立の自動化ソリューション企業。センサー、コントローラー、セーフティ機器、SCADAなど、スマートファクトリー向けの総合的な自動化ソリューションを展開している。
世界100カ所超のネットワーク拠点を持ち、現場向け小型センサーから、データマネジメントやスマート現場運用を支えるソフトウェアまで提供している。
今回の3DEXPERIENCEプラットフォーム導入により、Autonicsは研究開発統合情報システムを一元化する。全社DXの基盤整備を進めるとともに、研究開発全般におけるデータ整合性の確保と協業効率の向上を図る。
同システムの構築を通じて、Autonicsは以下を実現し、事業競争力の強化につなげる考えだ。
(1)製品情報の整合性確保
(2)製品開発プロセスの最適化
(3)業務効率と利便性、視認性の向上
(4)設計者の業務環境改善
(5)製品BOM情報管理の効率化
Dassault Systèmesは、3DEXPERIENCEプラットフォームを通じて単一基盤上でのPLM高度化を支援する。統合変更プロセスの一元化、BOM体系の高度化、3Dベースの全社業務環境の構築などを進めるとしている。
AutonicsのPark Youngjin代表は、「今回の協業は、Dassault Systèmesの3DEXPERIENCEプラットフォームを通じて、最新標準に対応した研究開発統合情報システムを構築することが目的だ」とコメントした。そのうえで、「R&Dから生産まで単一の統合プラットフォームを活用することで、研究開発支援の効率化と業務体系の革新が期待できる。製品開発プロセスの最適化を通じて、顧客により高い価値を提供する土台になる」と述べた。
Dassault Systèmes KoreaのJung Eunsung代表は、「Dassault Systèmesの3DEXPERIENCEプラットフォームは、CADであるSOLIDWORKSとの親和性が高く、PLM高度化を円滑に進められる。業務体系の革新を通じて、全社的なデジタルトランスフォーメーションを実現できる」と説明した。
さらに、「今後もAutonicsとともに成長するビジネスパートナーとして、豊富なプロジェクト遂行経験と差別化戦略を基に、国内の産業自動化業界におけるデジタルトランスフォーメーションを積極的に支援していく」と語った。