科学技術情報通信部は3月5日、韓国インターネット振興院(KISA)と共同で、船舶・宇宙・ロボット分野に特化したサイバーセキュリティマニュアルを策定し、公表したと発表した。
船舶分野では、国際海事機関(IMO)の自律運航レベル3基準を踏まえた自律運航船のセキュリティモデルを新たに整備した。あわせて、HMM Ocean Service、SK Shipping、Hyundai LNG Shippingが参加し、海運会社向けの実務ガイドラインとしては国内初となるセキュリティ指針もまとめた。
このほか、船員向けのセキュリティ教育教材と、船内に掲示できる「8大セキュリティ規則」も制作した。
宇宙分野では、クラウドベースの衛星地上局サービス(GSaaS)など、最新の運用環境を反映したセキュリティモデルと解説書を公開した。衛星の設計・開発から廃棄まで、ライフサイクル全体を対象にしたサプライチェーンセキュリティ対策を盛り込み、53項目のチェックリストも提示した。
ロボット分野では、産業用、サービス用、医療用など用途別に想定されるセキュリティ脅威への対応を、チェックリストと解説書の形で整理した。欧州のCRAやIEC 62443など、国際的なセキュリティ規制の水準を反映してモデルを高度化したとしている。
イム・ジョンギュ科学技術情報通信部情報保護ネットワーク政策官は「船舶、宇宙、ロボットといった未来の中核産業において、サイバーセキュリティはもはや選択ではなく必須だ」としたうえで、「今回のマニュアルが、企業がセキュリティを事業に組み込む際の負担を軽減し、グローバル市場への対応に向けた実践的な道しるべになることを期待している」と述べた。