量子コンピューターのイメージ写真=Shutterstock

米量子コンピューティング企業のIonQが、半導体メーカーのSkyWater Technologyを18億ドル(約2700億円)で買収する。量子チップの製造基盤を取り込み、次世代量子プロセッサーの開発を加速する狙いだ。SiliconANGLEが1月26日(現地時間)に報じた。

SkyWater Technologyは2017年、Cypress Semiconductorの一部門がスピンオフする形で設立された。量子コンピューター向けの極低温制御用電子機器の製造に注力してきたという。

IonQは今回の買収を通じて、次世代量子チップの開発を前倒しする考えだ。2028年までに20万量子ビット級のプロセッサー投入を目指している。

IonQはイオンベースの量子プロセッサーを手がける企業。前年にはOxford Ionicsを10億750万ドル(約1511億円)で買収しており、買収を通じて事業領域を広げてきた。

SkyWater Technologyは、既存の半導体製造プロセスを活用して量子制御チップを生産している。こうした手法は、コスト効率の高い製造方式として評価されている。

買収後、IonQは量子ハードウェア開発のスピードを高めるとともに、ウエハー製造のリードタイム短縮を図る方針だ。一方、SkyWater Technologyは既存顧客向けのチップ製造事業を継続するという。

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