TCS BlockchainがPayPal USD(PYUSD)を導入し、北米物流業界の資金繰り支援を強化する。運送会社が請求書発行当日に資金化できる仕組みを整え、従来方式に比べてコストを90%削減できる見通しだ。The Blockが3日、報じた。
今回の協業により、運送会社は請求書発行後、その日のうちに資金を確保できるようになる。
TCSは、運送会社が請求書債権を自社のユーティリティトークンに変換した後、これをINX-Republic取引所でPYUSDに転換できるよう支援する。
従来は、30~180日に及ぶ支払い遅延を避けるため、運送会社がファクタリング会社に請求書を売却し、売上の30%超を手放さざるを得ないケースがあったという。
TCS Blockchainは2022年、貨物請求書のオンチェーン決済を初めて実施した。これまでに3000万TCSトークンをB2B決済に活用したとしている。
トッド・ジグラー最高経営責任者(CEO)は「2026年までに、年間10億ドル(約1500億円)規模の貨物請求書フローに達する見通しだ」と述べた。その上で、「PayPal USDとの協業により、運送会社に一段のコスト削減効果を提供できる」と語った。
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