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Coinbaseのブライアン・アームストロングCEOは、Baseアプリで進めてきたSocialFiの実験について、期待した成果を得られなかったとの認識を示した。現在はSocialFi関連機能を縮小し、取引機能を中心とした構成へ見直している。米The Blockが3日(現地時間)に報じた。

アームストロングCEOは最近出演したポッドキャストで、「SocialFiの実験はうまくいかなかった。現在は取引機能に集中している」と述べた。

Baseアプリは、既存のCoinbase Walletを発展させたアプリだ。オンチェーンのソーシャルメディア機能やメッセージング、ゲーム機能を統合したオールインワン型アプリとして構想されていた。クリエイターコイン機能では、ユーザーがソーシャルメディア上の投稿をトークン化し、売買できる仕組みも導入していた。

ただ、ユーザーの反応は想定を下回った。Coinbaseは2026年1月からSocialFi機能の縮小に着手し、取引中心のユーザー体験へと転換した。2月には、分散型ソーシャルメディアプラットフォーム「Farcaster」と連携したソーシャルフィードも削除した。

アームストロングCEOは、「トークン経済圏が未成熟な段階で実験を進めた。SocialFiには持続可能なトークンモデルが必要だ」と説明した。

Baseアプリのクリエイターコインは一時注目を集めたものの、多くのトークンで価格が下落した。ミネソタ州の保育園詐欺事件を報じた記者、ニック・シャーリーが発行した「$thenickshirley」トークンは、一時1500万ドル(約23億円)規模に達したが、その後急落した。

Coinbaseは今後、Baseプロトコルのアップグレードを進め、カスタマイズ性を高める方針だ。独自トークンの発行も検討しているという。アームストロングCEOは、「SocialFiには議論もあったが、実験そのものには意味があった。Coinbaseは社内ベンチャーキャピタル型の手法を通じて革新を続ける」と語った。

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