NEXUSは3月4日、ゲーム開発者会議「GDC 2026」で、オンチェーンゲームプラットフォーム「CROSS」の協業戦略を発表すると明らかにした。会期中は展示ブースでパートナーセッションを実施し、Blockchain Game Alliance(BGA)、Dubai Multi Commodities Centre(DMCC)、Verse8がそれぞれ決済、産業支援、AI開発をテーマに取り組みを紹介する。
GDC 2026は、現地時間で3月11日から13日まで、米サンフランシスコのモスコーニセンターで開かれる。
BGAは、ブロックチェーンベースのゲーム決済と経済設計をテーマにセッションを行う。分割決済ソリューション「Merso」を活用し、ユーザーの決済負担を抑えつつ、開発会社の早期収益化を後押しするモデルを紹介する予定だ。あわせて、ステーブルコイン基盤の決済インフラを活用したグローバルゲーム決済市場へのアプローチ戦略も説明する。
また、トークン中心の初期モデルから脱却し、Web2とWeb3をまたぐ持続可能なゲーム経済モデルの構築方針も共有するという。
BGAは2018年設立の非営利業界団体。ゲームとブロックチェーンの両エコシステムの接続促進と技術認知の拡大を目的としており、現在は世界で500社超が会員として参加している。
DMCCは、ドバイのゲーム産業が成長してきた背景と、ゲームおよびWeb3企業向けの支援政策を紹介する。欧州、アジア、中東を結ぶ地域拠点としての戦略的優位性に加え、企業誘致プログラム、人材育成政策、ライセンス手続きの簡素化など、ゲーム産業を支える制度面の取り組みを説明する。
あわせて、規制の明確さ、税制面の効率性、資本へのアクセスのしやすさといった、グローバル展開を支える事業環境も主要テーマとして扱う。
DMCCは、2万4000社超が集積する世界最大級の自由貿易地区の一つ。ドバイをグローバルな貿易・投資ハブとして育成する中核機関だとしている。NEXUSは昨年、ドバイに現地法人「NEXUS HUB FZCO」を設立しており、中東や欧州を含むグローバル市場での展開を加速している。
Verse8は、AIを活用したゲーム開発環境をテーマに発表する。企画から実装まで開発の全工程でAIエージェントを活用する手法に加え、開発者が設計し、AIが実行する開発モデルを紹介する予定だ。
費用負担を抑えながらプロトタイプを短期間で制作し、Verse8の世界1300万人のユーザーから得られる反応を即時に確認して、プロジェクト継続の可否を判断するデータ主導の検証手法も共有する。
NEXUSは昨年、AIベースのゲーム制作プラットフォームVerse8に戦略的投資を実施し、独占パートナーシップを締結した。オンチェーンゲーム向け経済インフラ「CROSS Forge」を通じて約360本のゲームをオンボーディングしており、これらのゲームはトークン発行と流動性連動を組み込んだオンチェーン環境で運用されているという。