OpenAIが、Microsoft傘下のGitHubに代わるコードリポジトリの開発を進めていることが分かった。まずは社内利用を想定した取り組みだが、将来的には顧客向けに提供する案も検討しており、実現すればMicrosoftとの競合が一段と鮮明になる可能性がある。
The Informationが3日(現地時間)、関係者の話として報じた。
報道によると、GitHubを利用するOpenAIのエンジニアの間でここ数カ月、障害の増加が問題になっており、これを受けて同社は代替製品の開発に着手したという。
GitHubの障害によって、コード変更やリモートでの共同作業に数分から、場合によっては数時間にわたり支障が出たとの指摘もある。
もっとも、このプロジェクトはまだ初期段階にあり、向こう数カ月で完成する見通しではないとされる。
一方、OpenAIの判断次第では、この取り組みがMicrosoftとの競争に発展する可能性もある。
GitHub代替プロジェクトに関わるOpenAIの関係者の間では、同社の顧客向けにリポジトリへのアクセスを提供する案も議論されているという。
仮に実行に移されれば、戦略的な提携関係にありながら、足元では距離感の変化も指摘されるMicrosoftとOpenAIが正面から競合する事例が、さらに一つ増えることになるとThe Informationは伝えている。
同社が社内用途にとどまらず、Codexのコーディングエージェントとあわせて自社のコードリポジトリ製品を提供すれば、開発者にとって有力な選択肢になり得るとも報じた。
MicrosoftはこれまでOpenAIに約130億ドル(約1兆9500億円)を投じ、緊密な関係を築いてきた。ただ、足元では両社の競争色が強まりつつある。OpenAIはMicrosoftの競合であるAmazonから最大500億ドル(約7兆5000億円)規模の投資を受ける一方、MicrosoftはOpenAIの競合であるAnthropicとの協力を強化している。