Intelは、スペイン・バルセロナで開催中のMWC 2026で、288コアの高性能CPU「Xeon 6+」を披露した。AIワークロードやデータセンター用途を想定した製品で、2026年上半期に投入する予定だ。
Xeon 6+は、12個の演算タイルと16基の加速器を統合したマルチチップ構造を採用した。DDR5-8000メモリとUPI 2.0インターコネクトに対応し、大規模データ処理やAI推論性能の強化を図る。
CPUコアには288個のDarkmont Eコアを採用した。Intelによると、IPC(クロック当たり命令実行数)は17%向上し、キャッシュ容量は前世代比で5倍、メモリ速度も20%高めたという。
各CPUには、Intel Dynamic Load Balancer、QuickAssist Technology、Data Streaming Accelerator、In-Memory Analytics Acceleratorを搭載する。AIワークロードの最適化に加え、通信事業者やデータセンター事業者が1基のCPUで数十台規模の仮想マシンを運用できるようにするという。
Intelのデータセンターグループを統括するケボルク・ケチチアン氏は、「Xeon 6+は仮想化RAN環境でリアルタイムAI推論を支援し、データをクラウドサーバーに移さず、現場で処理できるようにする」と述べた。あわせて、スウェーデンの通信機器大手Ericssonと協力し、AIベースの6Gソリューションを開発していることも明らかにした。
IntelはXeon 6+で、ネットワーク事業者とデータセンター市場に注力する方針だ。