暗号資産市場が軟調に推移する中、XRPが一時1.3ドルを下回った。下落局面を受けて投資家心理が悪化する中、コミュニティでは押し目買い後にコールドウォレットへ移し、少なくとも2年間は保有を続ける長期戦略が改めて取り沙汰されている。
市場は2024年後半の水準まで押し戻される展開となっており、XRPも週末にかけて大きく下落した。
こうした中、ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」は2日(現地時間)、アダムの見解を紹介した。アダムは、XRP保有者が取るべき対応として、下落時に買い増した上で保有分をコールドウォレットに移し、その後少なくとも2年間は短期的な値動きに振り回されないよう助言したという。感情的な売買を避け、長期目線で資産を積み増しながら安全に保管することが重要だとの考えだ。
この見方の背景には、2028年を節目とみる価格予測もある。暗号資産予測プラットフォームのTelegaonは、XRPが2028年に最大12.84ドルまで上昇する可能性があると予測した。現在の価格帯で1000ドルを投じた場合、9582ドル相当に膨らむ計算になる。
一方、Changellyはこれより慎重な見通しを示している。2028年時点で3ドルまで回復する可能性があるとし、この場合でも投資額は約3倍になるとの見方を示した。
もっとも、こうした長期の強気シナリオに対する市場の受け止め方は一様ではない。価格変動が大きい局面で相場を頻繁に確認すると、ストレスや衝動的な売却を招きやすいとして、長期保有戦略を支持する投資家は少なくない。
その一方で、値動きの大きい資産を2年間ほぼ放置するのは現実的ではないとの指摘もある。市場環境が急変した際に、適切な対応の機会を逃す可能性があるためだ。
今後のXRP相場を左右する材料としては、暗号資産規制の明確化、機関投資家の需要拡大、地政学リスクの緩和などが挙げられる。ただ、これらの要因が実際の価格上昇に結び付くかはなお不透明で、短期的には高いボラティリティが続くとの見方が優勢だ。
足元の下落を長期投資の好機とみるか、それとも追加調整のシグナルとみるかは、最終的に投資家の判断に委ねられる。相場の振れが大きい局面ほど、一貫した投資方針とリスク管理の重要性は増しそうだ。
アダムは「いま取るべき最善の一手は、XRPの下落局面で買い増しし、コールドウォレットに移して、その後2年間は存在を忘れることだ。後になって、その判断に感謝することになるだろう」と述べた。