画像=Appleユーザーの間で長年指摘されてきた不具合を集約した「Bugs Apple Loves」

Apple製ソフトウェアで長期間解消されていない不具合を集約したWebサイト「Bugs Apple Loves」が登場した。Apple Mailの検索不具合やAirDropの遅延、Spotlightのインデックス処理の問題などを一覧化し、ユーザーが失った時間や損失額の試算も表示している。

米Gizmodoによると、同サイトは「Appleはなぜこれほど長く問題を放置するのか」と問いかける構成で、未解決のバグによって年間3210万年分のユーザー時間が失われているとする数値を掲げている。これは実測統計ではなく、問題の深刻さを印象付けるためにサイト側が算出した推計値だ。

サイト内でまず大きく取り上げられているのが、Apple Mailの検索機能の不具合だ。件名や差出人名を入力しても検索結果が表示されず、本文中の単語でも同様の問題が起きると説明している。一方で、同じメールをブラウザ版のGmailで検索すると正常に結果が表示される点も示している。

この問題について同サイトは、1日当たり4200年分のユーザー時間が無駄になっていると試算。累積損失額は4063億ドルに達すると主張している。さらに、Appleなら約320時間で解消できる問題にもかかわらず、放置された結果として毎秒429.5時間分が失われているとの計算も示した。

もっとも、こうした数値はいずれも「Bugs Apple Loves」が仮定に基づいて算出したものだ。各問題の横に表示された赤枠内の数値はユーザーが任意に変更でき、入力内容に応じて浪費時間や損失額がリアルタイムで再計算される。

Apple Mailの検索不具合の項目では、Apple製品ユーザーのうちApple Mailを利用する割合、利用者のうち検索不具合を経験する割合、1日当たりの平均検索回数などを設定できる。例えば、「Apple製品ユーザーの10%がApple Mailを利用し、そのうち90%が検索の問題に遭遇し、1日10回検索する」と仮定すると、累積損失額は1兆1000億ドルに膨らむとしている。

このほか、macOS 26(macOS Tahoe)では「ウィンドウのサイズ調整が過度に難しい」とする問題も掲載されている。詳細については、Gizmodoが別記事で取り上げたとしている。

さらに、AirDropで周辺デバイスの検出に極端に時間がかかる問題、Spotlightのインデックス処理が終わらない現象、iOSでテキスト選択が使いにくい点など、Appleのエコシステムで繰り返し指摘されてきた不満も整理している。

「Bugs Apple Loves」は、個々の不具合の技術的な原因を分析するというより、長期未解決の問題を集約して視覚的に示すことに主眼を置いたサイトだ。Appleソフトウェアの完成度や不具合対応の遅れに対する問題提起として注目を集めそうだ。

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