Kakaoグループは1月26日、次世代のAI産業を担う人材の発掘・育成を目的に、4つの科学技術院と進めてきた産学連携プロジェクトの初成果を公表した。参加66チームのうち5チームを最終選抜し、賞金やクラウド支援に加え、最大10億ウォンの追加投資も検討する。
Kakaoは1月22日、京畿道竜仁市のKakao AIキャンパスで「4大科学技術院×Kakao AI育成プロジェクト」の決勝と表彰式を開いた。同プロジェクトは、Kakaoグループが2025年9月に発表した500億ウォン規模の地域AIエコシステム育成計画の初の具体策に当たる。
プロジェクトには、KAIST(韓国科学技術院)、GIST(光州科学技術院)、DGIST(大邱慶北科学技術院)、UNIST(蔚山科学技術院)の教員と学生で構成された66チームが参加した。募集対象は、Kakaoの主力事業と連携可能な技術系スタートアップの事業アイデアで、AIサービス・インフラ、KakaoBankの金融サービス高度化、Kakao Mobilityの新規事業、Kakao Entertainmentの中核技術などがテーマに掲げられた。
決勝では13チームがプレゼンテーションを行い、KAISTの「AnyBridge AI」が大賞を受賞した。最終選抜された5チームには計3900万ウォンの賞金を授与する。あわせて、受賞チームすべてに1チーム当たり最大3500万ウォン相当の「Kakao Cloud」クレジットを提供する。
選抜チームは今後6カ月間、Kakao Investmentの初期育成プログラムを通じて、事業別のメンタリングを受ける。技術の高度化や事業モデルの具体化の進捗を踏まえ、1チーム当たり最大10億ウォンの追加投資も検討する。
Kakao Entertainmentのチャン・ユンジュン代表は祝辞で、「研究段階にとどまらず、実際の産業へと展開できるアイデアが数多く確認できた」と述べたうえで、「このプロジェクトがAI技術と市場を結ぶ出発点になることを期待している」と語った。
当日はFuriosaAIのペク・ジュンホ代表も参加し、起業準備中の参加者に向けて、ビジョンや知見を共有する特別講演を行った。
Kakao Investmentのキム・ドヨン代表は、「4大科学技術院の研究力とKakaoのサービス、投資の経験を結び付ける可能性を確認できた」とコメント。「単発の公募で終わらせず、持続可能なAI人材・スタートアップ育成モデルへとつなげていく」とした。
Kakaoグループは今回の取り組みを起点に、産学連携を軸としたAI人材育成の枠組みをさらに磨き込み、地域主導のディープテック・エコシステムの成長支援を続ける方針だ。