TikTokの親会社ByteDanceが、米国で新法人を設立した。非中国系の投資家との合弁会社とし、米国内での事業継続に向けた新たな運営体制を整える。米TechCrunchが23日(現地時間)に報じた。
新会社の名称は「TikTok USDS Joint Venture LLC」。TikTokはこの新会社を通じて、米国での運営を継続する。
CEOには、TikTokでオペレーション部門と信頼・安全部門を統括していたアダム・プレッサー氏を起用した。TikTokのCEOを務めるショウ・チウ氏は取締役として加わる。
出資にはOracle、プライベートエクイティのSilver Lake、アブダビ拠点の投資会社MGXが参加し、それぞれ15%を出資した。マイケル・デル氏一族の投資会社と一部の小規模投資家も加わった。
TikTokは、米国ユーザーの保護に向けて、データ保護、アルゴリズムの安全性確保、コンテンツ審査、ソフトウェア保証などの安全対策を強化する方針を示した。
新会社は独立した運営体制を採り、7人の取締役会が統括する。取締役にはショウ・チウ氏のほか、TPGグローバルのティモシー・デテルス氏、サスケハナ・インターナショナル・グループのマーク・ドゥーリー氏、Silver Lake共同CEOのエゴン・ダーバン氏、DXCテクノロジーCEOのラウル・フェルナンデス氏、Oracleのケネス・グルック氏、MGXのデイビッド・スコット氏が就く。
ドナルド・トランプ大統領は自身のSNS「Truth Social」で、TikTokについて「今や偉大な米国の愛国者と投資家が所有する法人になった」と投稿した。そのうえで、「中国共産党のプロパガンダの道具ではなく、強力な米国の声になる」と述べた。