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再ステーキングが分散型金融(DeFi)の新たな収益手法として注目される一方で、実際には収益機会の拡大よりもリスクの増幅につながっている。Cointelegraphが23日(現地時間)、そうした見方を報じた。

再ステーキングは、すでにステーキングされた資産を再活用して追加報酬を得る仕組み。だがCointelegraphは、これを資本効率の向上というより、実質的にはレバレッジの積み増しに近い構造だと指摘する。同じEthereum(ETH)が複数のプロトコルで重複して担保として使われ、リスクだけが膨らむという見方だ。

あるプロトコルでガバナンス上の失敗やスラッシング(slashing)が発生した場合、その影響が他のプロトコルにも波及し、担保が失われる恐れがあるという。加えて、複雑化したバリデータのポジション管理に対応できるのは大規模な運用主体に限られやすく、分散化の理念を損ないかねないとした。

さらにCointelegraphは、再ステーキングによる収益は生産的な活動から生まれるものではないと分析している。伝統金融における資産の再利用に近い構造で、実質的な価値を生み出すというより、同じ資産を繰り返し組み替える仕組みだという。

収益源も、主にトークンの発行拡大、ベンチャーキャピタルによる流動性インセンティブ、価格変動の大きいネイティブトークンに依存した投機的な手数料などに支えられていると説明した。そのため、持続可能性に乏しく、実体経済に根ざした価値創出とも結び付きにくいと伝えている。

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