産業設備の保護に特化したサイバーセキュリティ企業のClarotyが、1億5000万ドル(約225億円)を調達した。米SiliconANGLEが1月22日(現地時間)に報じた。投資はGolub Growthが主導し、既存投資家も参加した。今回の調達により、Clarotyの企業価値は80%増の30億ドル(約4500億円)となった。
Clarotyは、工場や病院などの現場で使われる機器のセキュリティ管理技術を提供している。こうした機器はネットワークに常時接続されていないケースも多く、一般的なセキュリティ製品のように機器へ直接アクセスして情報を収集する手法が使いにくい。Clarotyは「Project File Analysis」機能を通じて、機器のバックアップファイルを解析し、セキュリティ関連データを収集する。
同社のプラットフォームは、ネットワークに接続された機器を可視化し、脆弱性の把握や不正侵入の兆候検知にも対応する。病院では、稼働していない医療機器の把握や、米食品医薬品局(FDA)がリコール対象とした機器の追跡にも活用できるという。
こうした機能を強みに、ClarotyはFortune 100企業の25%を顧客に持つ。今後はグローバル市場での事業拡大に加え、M&Aも加速させる方針だ。
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