AccessLabは1月23日、Qualcomm TechnologiesのAI推論カード「Qualcomm Cloud AI 100 Ultra」を搭載したArmサーバーアプライアンス「V-Raptor Q100」の発売を発表した。低消費電力と高効率を訴求し、オンプレミス環境やエッジ領域でのAI推論用途を見込む。
V-Raptor Q100は、AI推論向けに設計したサーバーアプライアンス。AccessLabは、Qualcomm Cloud AI 100 Ultraを組み込んだ低消費電力のArm CPUサーバーアプライアンスの開発に成功したとしている。
同製品はQualcomm Cloud AI 100 Ultraを搭載し、Armアーキテクチャをベースに低消費電力かつ高効率なシステムを構成した。モジュール型データセンター、オンプレミスアプライアンス、エッジコンピューティングなど、幅広い環境での利用を想定している。
Qualcomm Cloud AI 100 Ultraは、150Wの消費電力でFP16性能が288テラフロップス、INT8性能が870テラオプスのAI推論アクセラレーター。AccessLabはこれを低消費電力のArm CPUサーバーと組み合わせることで、AI推論に必要な性能に加え、エネルギー効率と拡張性を備えた製品に仕上げたとしている。
同社は、自社を韓国初のデータセンター向け低消費電力Arm CPUサーバー専業企業と位置付ける。台湾で総代理店契約を締結するなど、低消費電力データセンターサーバー分野での事業基盤を持つと説明した。
今後は、QualcommのAI推論ソリューションとArm CPUサーバー技術を組み合わせ、韓国のAIインフラ競争力の強化につなげる方針だ。産業別に最適化したAIソリューションの提供も目指す。
AccessLabのユ・ミョンファン代表取締役は「今回、Qualcommとの協業で投入したAI推論向けArm CPUサーバーアプライアンスは、韓国のAI推論市場に革新をもたらすものだ」とコメントした。「今後もQualcommとの継続的な技術開発と協業を通じて、オンプレミスアプライアンスとAIインフラのグローバル標準づくりを進めたい」と述べた。
Qualcomm Koreaのキム・サンピョ社長は「生成AIとインテリジェントエッジコンピューティングの需要は急速に拡大している。Qualcommはこれに対応し、IoT製品とソリューションのポートフォリオを継続的に拡充している」と説明した。その上で「AccessLabとの協業を起点に、オンプレミスアプライアンス市場の開拓を加速し、ポートフォリオをさらに広げていく」と述べた。