Roadsystemは1月23日、ブロックチェーン分散型ID(DID)に基づくモバイルパスポートを活用したホテル向け高速チェックインサービスの実証を、日本のホテルで実施したと発表した。DNP、USEN-ALMEXと連携し、訪日客が30秒以内にセルフチェックインを完了できることを確認した。
この実証は、総合印刷大手のDNPと、ホテル向け自動精算機・キオスク分野を手がけるUSEN-ALMEXとの協業で行った。日本のホテルで実際の外国人宿泊客を対象に、サービスを運用したという。
このモデルは2025年、ソウル市の支援を受けて韓国で初めて検証され、ソウル市独山洞のMDホテルでPoCを実施した。その後、韓国観光公社とKTC(東京観光支援センター)が推進した「2025観光企業海外実証支援事業」を通じて、日本での実証に拡大した。産業通商資源部の規制サンドボックス実証特例で検証した技術が、海外でのサービス展開につながった事例でもあるとしている。
今回の実証では、チェックイン待ちや宿泊者情報の記入、パスポートのスキャンといった手続きを、モバイル認証1回に集約した。これにより、外国人観光客が30秒以内にセルフチェックインを終えられることを確認した。ホテル側でも、フロント要員への依存を抑え、人手不足の緩和につながる効果を確認したとしている。
Roadsystemは、今回のPoCを足掛かりに、2026年に日本全国の1000以上のホテルへサービスを拡大する計画だ。モバイルパスポートについては、チェックインにとどまらず、決済、免税ショッピング、交通など旅行中の各種サービスと連携できる認証インフラとしての活用を見込む。