「Cookie Run: Kingdom」アートコラボプロジェクト特別展のテープカット。左からチェ・スンウン、パク・ミョンオク、シン・ジョンチョル、チョン・ヨンイル、イ・ジェマン、チョ・ギルヒョン、イ・ウンジ、チェ・ジョンイン、ソン・デヒョン、キム・ギホ、キム・ヨンジョ、パク・サンジン。写真=Devsisters

Devsistersは22日、ソウル市鍾路区仁寺洞のアラアートセンターで、「Cookie Run: Kingdom アートコラボプロジェクト特別展:偉大なる王国の遺産」を報道陣向けに公開した。国家遺産庁と連携し、国家無形遺産の保有者ら10人の職人と2年をかけて準備した展示で、ゲームIPを韓国の伝統文化と結び付け、中長期的なブランド価値の向上につなげる狙いがある。

同社にとっては、徳寿宮での展示に続く大規模プロジェクトとなる。単発のプロモーションにとどめず、「Cookie Run: Kingdom」を世代を超えて続く長寿IPへ育てる戦略の一環と位置付ける。

「100年続くIP」を視野に、海外展開も

チョ・ギルヒョン代表取締役はあいさつで、今回のプロジェクトのキーワードとして「拡張」と「責任」を挙げた。「Cookie Runは世界248カ国で累計利用者3億人を抱えるグローバルIPであり、その分だけ責任も大きい」としたうえで、「韓国の伝統文化を守るだけでなく、Cookie Runという現代のコンテンツと結び付けて新たな価値を生み出し、グローバルに発信していきたい」と述べた。

チョ代表は、今回の取り組みについて、一般的な単発コラボとは異なる長期戦略だと強調した。「今年30周年を迎えるポケモンや、100年を超えるDisneyのように、30年、50年、100年と続くIPに育てたい」と語った。

展示の海外展開も視野に入れる。チョ代表は「展示物は海外でも移送や再設置がしやすいよう設計した」と説明。米国に加え、台湾、タイなどの東南アジア、日本、英国、カナダ、オーストラリアなど、ユーザー基盤の厚い国・地域への展開を念頭に置いていると明らかにした。

伝統工芸とメディアアートを融合、体験型展示に

プロジェクトを統括したチョン・ギワン マーケティング戦略事業チーム長は、企画段階からキャラクター画像だけを使う表層的な協業を避け、ゲーム内キャラクターの物語と伝統工芸が持つ価値観をどう重ね合わせるかに力を入れたと説明した。

展示は「意志」「歴史」「知識」「幸福」「連帯」「和合」の6つのテーマで構成する。例えば、「闇の魔女クッキー」と対立し、「決意」を象徴する「ダークカカオクッキー」は、螺鈿漆器匠のソン・デヒョンの作品と組み合わせた。チョン氏は、螺鈿漆器が完成するまでに重ねられる数十段階の工程が、キャラクターの物語と重なると説明した。

会場では、伝統工芸品を並べるだけでなく、メディアアートグループ「nau」と協業した演出も取り入れた。来場者には入場時にNFCリストバンドを配布し、会場内のタグにかざすとメディアアートが反応する仕組みで、作品とのインタラクションを楽しめる。

今回の展示は、ゲームIPを単なるデジタルコンテンツにとどめず、文化資産として育てようとする試みでもある。マーケティング費用の投下にとどまらず、IPそのものの資産価値を高める戦略投資という位置付けだ。

特別展は23日から4月12日まで開催する。会場1階のアートショップでは、職人が手がけた伝統文具のほか、韓国の伝統グッズ企業9社とコラボした各種商品も販売する。

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