写真=LG U+提供

LG U+は1月22日、釜山新港5埠頭の港湾作業員の安全対策として、RTKを活用したAI安全管制システムを導入すると発表した。BNCT、CyberLogitecと共同で構築し、作業員と荷役車両の位置をリアルタイムで把握するとともに、AIによるCCTV映像解析で危険を検知した場合、作業員や車両、管制センターに即時通知する。

同システムは、釜山新港5埠頭を運営するBNCTと、海運・港湾向けIT企業のCyberLogitecと連携して構築する。RTKを活用することで、港内を移動するコンテナ荷役車両などの位置を高精度に把握し、作業員との接近状況をリアルタイムで監視できるようにする。

LG U+は、RTKによって従来のGNSS測位で生じる誤差を大幅に低減できると説明している。一般的なGNSSでは位置誤差が最大15メートル程度に達する場合があり、港湾内で車両や作業員の位置を正確に把握するうえで制約があるという。

港湾では大型車両や荷役機器が頻繁に行き交い、コンテナの積載によって作業員の視界が遮られる場面も多い。このため、より精密な安全管理が必要だとしている。

これを受けてLG U+は、地上基準局と専用端末を連携させ、位置データをリアルタイムで追跡するRTK方式を適用した。昨年実施した実証では、港内のストラドルキャリアの位置を1〜2センチの精度で追跡できたほか、作業員と車両の距離に応じて警報を発する自動アラームシステムの実装にも成功したとしている。

またLG U+は、国内最大規模の約200カ所の地上基準局で補正データを生成し、自社の通信インフラを通じて常時リアルタイムで伝送する体制を整備したと説明した。

LG U+、BNCT、CyberLogitecの3社は実証結果を踏まえ、2025年12月にAIベースの港湾安全管制システム構築に関する業務協約を締結した。2026年下半期までに、釜山新港5埠頭で稼働する約70台の移動機器にRTKを適用する計画で、釜山新港内の他埠頭への展開も進める。

LG U+でモビリティ事業TFリードを務めるペ・ジュンヒョン氏は、「RTKを活用した高精度測位とAI技術を組み合わせることで、港湾作業員の安全強化を図る。今後も先端技術を活用し、安全な港湾環境の実現に貢献したい」とコメントした。

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